一級建築士試験 平成9年〜25年までの14年間の構造過去問一覧表
『楽習合格』チャート à 「液状化」コトバについて
該当問題は14年間で23問。そのうち間違っている問題は3問で確率的に13%。
圧倒的に正しい肢問が多いことが確認される。
今回の『液状化』コトバは危険コトバではあるが、残念ながら一義的に正誤の判断は出来ない。したがって、以下の過去問を良く読んで
「楽習」してくださいね。
液状化コトバ X間違っている問題 ○ 正しく直した問題文章
年度 |
設問 |
肢問 |
正誤 |
分野 |
キーワード |
問 題 |
H22 |
23 |
4 |
O |
各種構造 |
基礎構造 |
4.液状化の判定を行う必要がある飽和砂質土層は、一般に、 地表面から約 20m 以内の探さの細粒分合有率が 35% 以下の緩い沖積層である。 |
H22 |
22 |
3 |
O |
構造力学 |
地盤・土質 |
3.液状化の判定を行う必要がある飽和砂質土層において、地表面水平加速度値は、 損傷限界検討用として150〜200cm/s2、終局限界検討用として350cm/s2 程度が推奨されている。 |
H21 |
23 |
2 |
O |
各種構造 |
基礎構造 |
2.
水平力が作用する杭基礎において、地震時に液状化する可能性がある地盤では、 水平地盤反力係数を低減して、杭の水平力に対する検討を行う。 |
H21 |
22 |
3 |
O |
各種構造 |
基礎構造 |
3.
直接基礎は、地震時の上部構造からの水平力に対し、液状化などの地盤破壊がなく、かつ、 偏土庄等の水平力が作用していなけば、基礎底面と地盤との摩擦により抵抗できると考えられる。 |
H21 |
22 |
1 |
O |
各種構造 |
基礎構造 |
1. 地盤の液状化は、地表面から約20m以内の深さの沖積層で地下水位以下の緩い細砂層に生じやすい。 |
H20 |
19 |
3 |
O |
各種構造 |
基礎構造 |
3.地震時に液状化のおそれがある砂質地盤は、一般に、「地表面から20m以内の深さにあること」、 「地下水で飽和していること」及び「粒径が均一な中粒砂等でN値が概ね15以下であること」に 該当するような地盤である。 |
H19 |
18 |
3 |
O |
各種構造 |
基礎構造 |
3.地震時に地盤が液状化すると、液状化層の水平地盤反力係数は急激に低下し、動的変位が増大する。 |
H18 |
9 |
5 |
O |
構造力学 |
地盤・土質 |
5.液状化の判定を行う必要がある飽和土層は、一般に、地表面から20m程度以内の深さの沖積層で、 細粒土含有率が35%以下の土層である。 |
H17 |
18 |
5 |
O |
各種構造 |
基礎構造 |
5.基礎構造の設計においては、地盤沈下や地震時の液状化等の地盤変状による基礎への影響を考慮する。 |
H17 |
9 |
1 |
X |
構造力学 |
地盤・土質 |
1.
繰返しせん断応力比が同程度の砂質土層の場合、有効上載圧や細粒分含有率の影響を考慮した 補正N値が大きいほど液状化しやすい。 ○ 補正N値が大きいほど液状化しにくい。 |
H16 |
18 |
4 |
O |
各種構造 |
基礎構造 |
4.液状化の可能性のある地盤において、杭の水平力に対する検討を行う場合、 一般に、水平地盤反力係数を低減する。 |
H16 |
9 |
2 |
X |
構造力学 |
地盤・土質 |
2.
飽和砂質土層であっても、細粒土含有率が低ければ液状化の可能性は低くなる。 ○ 細粒土含有率が低ければ液状化の可能性は高くなる。 |
H15 |
18 |
2 |
O |
各種構造 |
基礎構造 |
2.地盤改良の目的は、液状化の防止、支持地盤の造成、圧密沈下の促進、掘削時の安全確保等である。 |
H14 |
9 |
3 |
O |
構造力学 |
地盤・土質 |
3.
液状化の判定を行う必要がある飽和土層は、一般に、地表面から20m程度以内の深さの沖積層で、 細粒土含有率が35%以下の土層である。 |
H13 |
19 |
3 |
O |
各種構造 |
基礎構造 |
4.
地下水位下にある飽和砂質土層については、細粒土含有率が低いほど、また、N値が小さいほど、 地震時に液状化が起こりやすい。 |
H12 |
18 |
5 |
O |
各種構造 |
基礎構造 |
5.
地震時に液状化する可能性のある地盤では、水平地盤反力係数を低減して、 杭の水平力に対する検討を行う。 |
H11 |
9 |
5 |
O |
構造力学 |
地盤・土質 |
5. 地盤が液状化すると、噴砂現象(砂や水が地表に噴出する現象)を生じることがある。 |
H10 |
19 |
1 |
O |
各種構造 |
基礎構造 |
1.
地震時に地盤が液状化する可能性がある場合は、水平地盤反力係数を低減して、 杭の水平力に対する検討を行う。 |
H10 |
18 |
4 |
O |
各種構造 |
基礎構造 |
4.
地震時における地盤の液状化は、振動によって土中の間隙水圧が高くなり、 土粒子間に働く有効応力が0になる現象である。 |
H10 |
9 |
3 |
X |
構造力学 |
地盤・土質 |
2.
砂質土地盤の液状化を判定する試験として、砂質土の一軸圧縮試験及び三軸圧縮試験がある。 ○ 砂質土の粒度分布試験がある。 |
H10 |
9 |
2 |
O |
構造力学 |
地盤・土質 |
3.
地盤改良工法については、圧密沈下対策として、サンドドレーン工法などを用いた載荷盛土による 強制圧密脱水工法などがあり、液状化対策として、サンドコンパクションパイル工法などを用いた 地盤の締固め工法などがある。 |
H09 |
9 |
5 |
O |
構造力学 |
地盤・土質 |
5. 細粒土含有率が低く、地下水位面が地表面に近い飽和地盤は、地震動によって液状化が起こりやすい。 |
H09 |
9 |
4 |
O |
構造力学 |
地盤・土質 |
4.
緩い粘性土地盤における地震動によるせん断剛性の低下は、緩い砂質土地盤における 液状化現象の場合ほど急激ではない。 |