「楽習合格」チャート・コトバ : 『安定』
『安定』は、安定するで、「安全」コトバです。否定コトバがない限り○です。
否定コトバとは、「〜でない」、「〜しない」、などです。
15年間で7問出題されていますが、全て○です。
『安定』コトバがあって、「否定コトバ」がなければ○ではないかと見て、確率からも間違いないでしょう。
□□□ :チャート・コトバ(黄色蛍光ペン)□□□ :安全コトバ(水色蛍光ペン)
赤字 :解説
問題番号 |
年度 |
設問番号 |
正誤 |
問 題 文 |
1 |
H19 |
19 |
O |
1. 擁壁の安定モーメント円弧滑りに対する抵抗力は、土圧等による滑動モーメントの1.5倍を上回るように設計する。 抵抗力が1.5倍を上回るように設計するとは、安全率を1.5倍以上にするということです。 1.5倍という数値は記憶しておいてください。 |
2 |
H15 |
19 |
O |
5.杭基礎の終局限界状態に対応する地盤に要求される性能は、「敷地における地盤全体の安定性が失われないこと」及び「杭基礎に作用する荷重が地盤から定まる杭基礎の最大抵抗力に達しないこと」である。 「安全コトバ」が2箇所あります。 |
3 |
H12 |
19 |
O |
2. ヒービング現象は、主に軟弱な粘性土地盤において、根切り底面がふくれ上がることにより、山留め壁の安定性を損なうおそれのある現象である。 ヒービング現象とは: 軟弱な粘土地盤を掘削する場合、掘削背面の土塊重量が掘削面下の地盤支持力より大きくなると、地盤内にすべり面が発生し、このために掘削底面に盛り上がりが生ずる現象。
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4 |
H12 |
19 |
O |
3. ボイリング現象は、主に地下水位の高い砂質土地盤において、砂中を上向きに流れる水の圧力で砂粒子がかき回され、わき上がることにより、山留め壁の安定性を損なうおそれのある現象である。 ボイリング現象(Boiling):地下水位よりも深く地盤を掘削したときに、山留め壁の下から潜るように周囲の地下水が流れ込み、掘削底面が乱される現象をいう。このとき地下水がボコボコと湧き出し、まるで沸騰したかのように見えるため、ボイリングと呼ぶ。 |
5 |
H12 |
22 |
O |
4. 空気膜構造は、空気圧を利用して膜面に張力を与え、それにより形態を安定させ、外力に抵抗させようとする構造である。 日本における、最初の大規模な空気膜構造は、ビッグエッグ東京ドームです。 |
6 |
H11 |
09 |
O |
4. 自然含水比が液性限界より大きい土は、外力による乱れに対して、液体状となる可能性を有する不安定な土である。 液性限界とは、塑性状態の最大の含水比(液状になる最小の含水比)であり、塑性限界とは、塑性状態の最小の含水比のことです。自然含水比が液性限界より大きい土は、液状かしやすい土です。東日本大震災の液状化被害のこともあり、今後出題確率の大きいコトバでしょう。 |
7 |
H11 |
18 |
O |
2. アースドリル工法による場所打ちコンクリート杭については、孔壁・孔底の崩壊防止のために、一般に、安定液を孔内に注入する。 アースドリル工法は、ベントナイト安定液により、孔壁保護を行い、回転式バケットにより削孔、掘削と排土を行う。支持層到達した後、コンクリートを打設し杭を築造する工法である。 |